地盤改良
当社では東海3県をメインに、新築住宅等の計画地において軟弱地盤を改良し、安全な地盤を創り上げる業務を中心としています。
簡単に言うと住宅を構築するにあたり、安定性を保つため地盤に人工的な改良を加え基礎を設置しやすい状況に改良することです。
地盤の破壊や沈下、水の浸透、排水にかかわる問題に主に集約され、土の性質のうち強度特性、圧縮特性、透水性の改良が地盤改良の目的とされます。
強い家づくりのために
家を建てる際は土地の広さや、場所・建物に対してはデザインや建て方や、構造体の種類や基礎について、検討されると思います。
建物の”強度”については、耐震性が当たり前のような工法などが主流であり、”強い家づくり”が普通になっています。
どんなに頑丈な建物を建てても、それを支えている地盤が弱いと、地震の時に耐震性は発揮出来ません。
地盤の強度にばらつきがあると、建物の重さで家が傾いてしまうことも実際にあります。
安定処理工法
セメントや石灰を軟弱土に混合させ、化学的に軟弱地盤を固める工法です。
各々の工法には、一長一短ありますが、工期・コスト・適用性等の条件から1980年頃より化学的に固める工法が広く使われるようになりました。
近年では、地盤改良という言葉が”地盤改良=固化材による化学的固化”として使用されるようになってきています。
表層改良
表層改良は軟弱地盤の表層部に固化材を添加・混合して、目的に応じた必要強度を有する改良地盤を造成する工法のことです。
施工方法としては一般的に固化材を粉体のままバックホウにより混合し、ローラ等の転圧機により転圧します。
深層改良
一般に表層改良に対し、改良深度が2~3m程度以上のものを深層改良とされています。
さらに改良される形状から「柱状改良」又は「コラム改良」と呼ばれる場合もあり、深層混合処理工法は、固化材の混合撹拌方法により機械撹拌方式と噴射撹拌方式とに分かれます。